[WBS:ワールドビジネスサテライト] 2023/12/13 放送分:リジェネラティブ農業

①.COP28は化石燃料から脱却で合意
〇 2030年までを念頭に化石燃料からの脱却などを盛り込んだ成果文章を採択

〇 再生エネルギーを3倍にすることも明記


②.アンモニア利用
〇 特徴として燃やしても二酸化炭素が発生しない

〇 JERAの碧南火力発電所では来年3月から燃料の20%をアンモニアに換え発電
→ 大型商業炉として世界初

〇 JERAの方針としては2050年までにアンモニアのみが
 燃料の火力発電を目指している

〇 アンモニア需要推移
・2019年  :108万トン
・2030年予測:300万トン
・2050年予測:3,000万トン

〇 アンモニア製造には水素と窒素に高温高圧を加える必要がある
・このため高額な製造装置が必要となるが、つばめBHBでは低温低圧で
 作れる触媒を開発し製造コストを下げることに成功
→ 成果が認められ、1月にアブダビ国営石油会社と共同調査の契約を結ぶ

③.ガーナの農家3万軒を「現物交換」で救う活動
〇 デガスの収益モデル
1.デガスは作付け時に農家へ農機具や肥料等の貸し出しを行う

2.農家の収穫物の一部をデガスが回収

3.デガスが回収した収穫物を食品メーカーなどに販売し利益(まもなく黒字化)
※90%の契約農家の収入が増加

〇 現在 2万7,000軒の農家に肥料を融資
※ガーナ大統領のCOP演説も一部手がけている

〇 リジェネラティブ農業
・環境を再生しつつCO2を減らす農法
→ 日本語で「環境再生型農業」

・ガーナでは肥料を少なくして土壌でCO2を貯蓄し脱炭素に貢献を目指す

・収穫物のすべてにトレーサビリティを導入し管理
→ CO2削減量が把握できるためカーボンクレジットとして販売も計画


④.企業連合「JAHQCC(ジャック)」
〇 気候対策と途上国の所得向上を目指す
・味の素・JT・三菱UFJ銀行とデガスが創設


⑤.12月業況判断指数
〇 製造業景況感は3期連続で改善

〇 大企業非製造業は32年ぶり高水準


⑥.西武HD 後藤会長は今後のプリンスホテル出店について見方
〇 半分以上が海外との見方を話す


⑦.新光電気工業
〇 半導体基板の製造で世界4位のシェア

〇 JICキャピタル連合は6,849憶円で買収すると発表


⑧.ワインの味を自在に変えられる装置(トレたま)
〇 装置を利用すると白ワインを赤ワインや安いワインを高いワインに変化できる

〇 今後は食べ物の味も変化させ提供していきたい

〇 明治大学 「宮下 芳明」 教授の開発


⑨.小田急不動産では空き家仲介サービスを開始
〇 改正空き家対策特別措置法施行に伴い空き家対策の増加が見込まれる



■本日出演者の皆様
  テレ東:佐々木 明子/角谷 暁子/篠原 裕明/河崎 太郎/熊崎 友香
      豊島 晋作/佐藤 アサト/大江 麻理子/中村 航
      
      
  解説員:原田 亮介/ウエンツ瑛士
      
      
報道内紹介:JERA/つばめBHB/デガス/環境大臣政務官/西武ホールディングス
      東芝デバイス&ストレージ/JICキャピタル/明治大学/stdio ICHI
      小田急不動産
      
      
      
番組制作関係者の皆様、本日も良質な情報ありがとうございました。

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